こんにちは。公ペンです。
面接試験を制する者は、公務員試験を制すると言っても過言ではない公務員の面接対策。
その中でも最重要なのが面接練習(模擬面接)の積み重ねです。しかし面接練習(は相手がいないとできません。そのため公務員予備校等を利用すると有料かつ高価であったりと受験生を悩ませます。( ;∀;)
実際、独学勢を中心に下記のように考えている受験生が多いかと思います。
無料で公務員の模擬面接を受けたいけど、どこかないかな?
この記事では無料で公務員の面接練習をする方法について、解説していきたく思います。
【結論】無料で模擬面接を受けられるのはジョブカフェ
「ジョブカフェって何ぞや?」という人も多いかと思います。そもそもジョブカフェとは都道府県が主体的に設置する、若者の就職支援施設となります。厚生労働省のHPから引用すると下記の通り。
『ジョブカフェは都道府県が主体的に設置する、若者の就職支援をワンストップで行う施設です。』
『ジョブカフェは通称で、本当の名前は「若年者のためのワンストップサービスセンター」といいます。その名のとおり、若者が自分に合った仕事を見つけるためのいろいろなサービスを1か所で、もちろんすべて無料で受けられる場所です。』
『ジョブカフェでは、各地域の特色を活かして就職セミナーや職場体験、カウンセリングや職業相談、職業紹介などさまざまなサービスを行っています。』
ジョブカフェにおける支援 |厚生労働省
厚生労働省が紹介するような公的サービスのため、無料といえど、安心して利用ができますね。
ジョブカフェで面接練習を受けるまでの手順
次のような流れで、実際に面接練習を受けれます。※
(※ ジョブカフェによって多少、違う場合もあるかもしれません<(_ _)>)
- 電話で事前予約
- 1回目の面談時に、就活状況を伝える
- 「公務員試験を受験しており、面接対策をお願いしたい」
- 2回目以降の面談で、模擬面接をうける。
相談員は様々な就労支援を行っているので、事前予約してきちんと自らの就活状況を伝えましょう。きちんと伝えることが、志望先に合わせた効果的な支援につながります。
ジョブカフェの問い合わせ先は、コチラ(ジョブカフェ支援 厚生労働省)からどうぞ。最寄りのジョブカフェページにアクセスして早速問い合わせてみましょう。
可能であれば、受験先が属する都道府県のジョブカフェで無料模擬面接を受けましょう。
やはり、地元のジョブカフェの方が、(合格者等のフィードバックから)受験先の面接情報を持ってる可能性が高いです。
実際にジョブカフェの面接練習を受けてみると?
実際に面接練習を受けてみた感想は、
- 模擬面接ならではの、入退室マナー等を肌で感じられる。
- 実際に多くの就活生を見てきた相談員から、様々な視点から見た面接時の課題等を教えてもらえる。
- 模擬面接全般に言えることですが、質問への回答を重ねていくことで、アウトプット能力が上がる。
- 公務員試験に特化されている訳ではないため、公務員試験の面接対策を独学でする自信がない場合は、公務員予備校等の補完として利用した方がよいかも。
- 予備校等で公務員試験面接の概要を把握(インプット)する。
- ジョブカフェの模擬面接で面接練習を何度も重ね、アウトプット能力を挙げる。
やはり無料で模擬面接を行えるのはかなり有意義なサービスです。というのも実際に面接の練習をしないと気づけないことがたくさんあるためです。(例:入室マナー、頭では分かっているのにうまく言葉にできない等)。面接練習で失敗することによって、強く記憶にも定着するため、かなり効果的・効率的に自らの面接課題を解決することができます。
しかし公務員試験の面接対策に特化しているわけではないので、一度きちんと公務員試験面接の概要を把握した後に、面接練習の訓練の場として利用するのが一番効果的かもしれません。
- 公務員試験の面接概要を本や予備校講座等で把握。
- ジョブカフェの面接練習で面接力を向上させる。
ジョブカフェのまとめ
- 都道府県が設置する無料で模擬面接が受けられる施設。
- 様々な就活生を見てきた経験豊富な相談員から面接練習してもらえる。
- 公務員試験に特化しているわけではない。面接練習の蓄積に。
公務員試験の面接対策のメインでないにしろ(メインでももちろんOK)利用しない手はないかと思います。面接練習は最低でも面接試験までに3~5回はしたいので、ジョブカフェ以外で面接練習の場を用意できない場合は利用することをおすすめすます。
またジョブカフェは土曜日もやっているところもあるため、働きながら公務員への転職を考えている受験生にもお勧めです。
【参考】面接対策の種類
面接対策講義(座学) 【重要度★☆☆】
公務員試験面接の基本を学べます。重要度はそこまで高くないです。独学であれ公務員試験の概要は市販の本でも学べます。本と比べ講義で聞ける点で知識の定着はしやすいかも。
面接カード・ES指導(添削) 【重要度★★☆】
面接対策講義(座学)と比べ、重要度は高くなります。面接カードやESの出来が面接試験の結果に直結するためです。
というのも面接カードやESは面接のガイドラインとなります。面接官は面接カードやESを材料にあなたに質問します。そのため面接カード・ESの構成次第であなたが聞かれたい質問を、面接官から引き出しやすくもなりえます。個人でもそういった面接カードを作成できる受験生もいますが、プロの目を通すことで面接により万全を期して臨めるかと思います。
面接練習(模擬面接・模擬集団面接・模擬集団討論)【重要度★★★】
面接対策の中で「面接練習」は一番重要です。なぜならあなたの考えを言語化するアウトプットにあたるためです。いくら面接に詳しくなり、完璧な面接カードが準備できても、面接官に自分の言葉でうまく話せなければ意味がありません。
面接練習はアウトプット訓練です。筆記試験でもそうですが、一番成長するのはインプット(座学)ではなくアウトプット(問題演習)です。面接試験も同様、模擬面接でアウトプット訓練を重ねて、万全な状態で面接に臨みましょう。