公務員試験

公務員試験 SCOA対策

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SCOAの特性を理解しよう

SCOA(スコア)で高得点を取るために、まずSCOAの特性をしっかりと理解することが大切です。敵を知ることで初めて敵を攻略できます。

SCOAは近年、多くの企業が実施しているテストですが、公務員試験も他人事ではなくなってきています。そんなSCOAですが、特性をしっかりと理解して臨んでいる受験生はかなり少ないのではないかと思います。

だからこそSCOAの特徴を知ることで他の受験生と差をつけることができます。

SCOAの特性

SCOA「性格テスト」と「能力テスト」

SCOAは下記2テストで構成されています。

性格テスト

近年、性格テストを行う企業が増えていますが、公務員試験も他人ごとではありません。

SCOAにも性格テストが取り入れられています。ちなみにどういった趣旨で性格テストが行われるかというと、面接前に受験生のパーソナリティーを把握するために行われています。面接につながると言っても過言ではありません。

SCOAを通じて、「気質類型」「性格特徴」「意欲・態度」の3つの視点から、受験者のパーソナリティを判断することができるため「気質類型」で受験者固有の思考や行動パターン、「性格特徴」で日常の行動傾向、「意欲・態度」職場で重視される意欲・態度を把握することが出来、面接官は受験者を、一日の中でより深く選り好みすることが可能になります。

またSCOAを通じて、ストレス耐性も確認することが出来るため、採用後の部署の決定にも活用されているかもしれません。また私見ですがSCOAを採用試験で使う自治体は、公務員試験だけを目指して勉強してくる受験生だけなく民間併願の受験生も選りすぐりたいという意思を公ペンは感じます。

面接にもつながるよう、求める自治体の人材像を思い浮かべながら解けると良いですね。

能力テスト

それぞれの分野で基礎となる知識を問う問題が出題されます。出題科目は下記の通りです。

  1. 言語:文章理解(ことわざ・慣用句等)
  2. 英語:文章理解(文法・発音・類義語、イディオム、アクセント等)
  3. 数理:数的処理(四則演算・方程式・不等式・数列等)
  4. 論理:数的処理(サイコロ・場合・順位・推論等)
  5. 常識:自然科学・社会科学・人文科学

SCOAの試験概要

SCOAは120問を60分で解ききらなければならないテストです。

所要時間はかなり少なく、30秒で1問解答しなければならなく、見直しをする時間はほぼありません。

1問にかけられる時間が短いため、対策なしの臨んではかなり焦るかとおもいます。しかし、落ち着いて解けば難しい問題はさほどありません。SPIよりも基礎知識が問われるテストということを意識し、できるだけ早いスピード・できるだけ高い精度の双方を意識して試験に臨みましょう。そのためにも、SCOA試験を実際に受け、問題感を身に着けることは大切かと思います。ウエイトでいうとスピードの方が高めです。

出題科目については上記の通り、言語・英語・数理・論理・常識の5つの尺度から能力が測定されますが、言語・数理に関してはSPIにおける言語・非言語検査と大差ありません。が論理においては、論理的な思考能力、抽象的思考能力が問われています。また常識では、一般教養知識に加え、時事問題なども問われますが、公務員試験の教養試験対策を並行して行っていると思いますのでさほど問題はないかと思います。英語に関しては、基礎的な英語力が問われます。問題の難易度は高くなく、どちらかというと文法や発音などの問題でスピードが求められるます。そのため日頃から英語に触れることが重要かなと思います。百聞は一見に如かず、一度解いて、体感してみると良いですね。

SCOAとSPIの違いと共通点

SCOAと代表的な就活試験であるSPIの比較をしてみようと思います。さて、SCOAとSPIどのように違うのでしょうか。またどんな共通点あるのでしょうか?

SPI

SPIは「適性テスト」と「能力テスト」の二種目で構成されるテスト。能力テストは言語分野と非言語分野から出題され、与えられる時間は、テストの種類にもよりますが65分あるいは70分です。

またSPIでは、応用力が求められます。特に非言語分野では、設問から適切な解答に到達するまで時間がかかります。

SCOA

SCOAは基礎知識を問う問題が多く、出題数も多い。解いた問題を振り返る時間はありません。その代わりあまり応用的な問題は出ないため、速攻で解ける問題を増やすことと、迷ったときにありえない選択肢を瞬時に切り、解ききれない問題を3択・2択に絞って割り切る決断力も大事かと思います。

SCOAとSPI 共通点

非言語:損益算・濃度算・仕事算・速さ算・年齢算

言語 :対義語・反対語・長文読解

気づいた方もいるかと思いますが、数的推理の学習のコスパが良いように思われます。また対義語や反対語の速攻で解ける問題はしっかりと押さえておきたいですね。

公務員試験受験生がすべきSCOA対策

SCOA対策 スピード感が最重要!!!

とにかく計算能力を上げましょう。サイコロや論理は慣れによって瞬時に答えが出せるようになるのでしっかりと対策し、時間稼ぎを図りましょう。

また知識問題系に考える時間はありません。知識としてその時点で身についているものが得点となります。わからない問題は割り切って、ありえない選択肢を切り、解答の決断をしましょう

読解・英文は最後に回し、すぐに回答できる上記を解き終わった余りの時間で解きましょう。そのためにも、速攻で解ける問題の幅を広げる必要があります。

SCOA問題集 おすすめ2冊

SCOA対策をする上で、おススメの書籍を2冊挙げておきます。SCOAは独特な出題方法であるため、本気で対策に臨みたい方には、必ずSCOA専用の問題集を解く事を薦めます。

何といってもやはり問題集をひたすら解き続けることが一番のSCOA対策です。答えを覚えるほど解き、問題の解答に行き着くまでのパターンを暗記してしまいましょう(数的処理の対策より容易化と思います)。本番でも出題される問題は問題集とほぼ変わらないので。問題集の設問を大方解けていれば、本番で怖いものはないかと思います。

①これが本当のSCOAだ!

『【SCOAのテストセンター対応】これが本当のSCOAだ! 』

日本初のSCOA専用対策本。また最新のテストセンター方式にもきちんと対応しており、確実な情報が載っています。また毎年、改訂されており、掲載情報もアップデートされています。

②SCOA総合適性検査

明快! SCOA総合適性検査

類似問題の多さが特徴の1冊。要点のチェックがしやすくなっています。また、セクションごとの分野分けされており要点のチェックがしやすく、効率的なインプットができるように思います。

公務員試験 SCOA 最後に

SCOAはあまりその対策が世間に知られていない、マイナーテストです。それゆえに特性を知ることで他者からリードすることができます。十分に特性を把握し、対策を講じ、他の受験生にリードした状態で本番試験に臨みましょう!

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