感染症面接対策

公務員試験 新型コロナウイルス感染症

地方公務員共通
感染症

こんにちは、公ペンです。

昨年度末から、世間で猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症ですが、面接でこういった大規模感染症に行政はどう向き合っていくかというような質問が出てきたら、皆さんはどう答えますか。

① 職員としてすべきこと(個人の行動)

  1. マスク、手洗い、消毒
  2. 感染リスクの高い場所へ行かない
  3. 3密回避

② 職場としてすべきこと(職場の行動)

  1. BCPの策定・見直し、BCP訓練の実施
  2. テレワーク、子育て世帯への配慮

③ 行政としてすべきこと

  1. 保育需要に応える=特別保育の提供

 この3面で答えられるかと思います。

① 職員としてすべきこと

連日、テレビ等で発信されている個人の行動と何ら変わらないため割愛します。他と差がつくのは②③の受け答えです。

 

② 職場としてすべきこと(職場の行動) 

  1. BCP(事業継続計画)の策定・訓練
  2. 子育て世帯への配慮、テレワーク


皆さん BCP(事業継続計画)という言葉を聞いたことはありますか?

BCP(事業継続計画)の策定・訓練

BCP(事業継続計画)のとは?

災害等※の緊急事態が発生したときに、企業が損害を最小限に抑え、事業の継続や復旧を図るための計画。行政でいう損害は、住民の不利益を指します。住民の不利益を最小限に抑えるため、通常業務の中で優先順位をつけ取捨選択した業務の縮小計画が、行政のBCP(事業継続計画)となります。

※ 今回は感染症のケースのため、損害には感染拡大を防ぐことも損害の抑制に含みます (例: 接触機会を減らす等 )

当然ではありますが、業務の縮小化は事前に取り決めておかなければ緊急事態時に実践することはできません。また計画を策定しただけでは緊急事態時に円滑に計画を実践できません。そのため、防災訓練等と同様に緊急事態を想定したBCP訓練を定期的に行うことも大切です。

<実際のBCP訓練のイメージ(感染症対策の場合のBCP)>・・・実際、某市町村で実践

  1. 窓口対応機会を減らすため役所の1階に各課の職員を2~3名配置し1階のみで全課の業務を完結させる。
  2. 来庁者の検温・消毒の徹底
  3. 導線は1経路のみで引き返せないようなレイアウトを取る。

子育て世帯への配慮、テレワーク 

実際、緊急事態宣言が発令された際、保育施設は原則、休園し役所も子育て世代の職員はテレワークを
余儀なくされました。
事前にテレワークについて、取り決めていた自治体は少なったため、テレワーク=事実上の自宅待機となりました。今後、民間企業もそうですがテレワークの導入が課題となっていきます。役所の場合は、個人情報を取り扱う部署も多いため、再度テレワークのできる仕事を決めておく必要があります。

③ 行政としてすべきこと

保育需要に応える=特別保育の提供
  

補助金等々、沢山すべきことはあるかと思いますが、財源に絡むことが多いので、ここでは面接で話しやすく面接官に一番響くと思われる保育需要に応える=特別保育の提供にのみ触れたく思います。

上記でも述べた通り、緊急事態宣言の最中、保育施設(幼稚園、保育園、保育ママ等々)は原則、休園となりました。 しかし、医療従事者やインフラに関わる限られた職業の子育て世代には、保育の必要性があるとし、限られた保育園を指定し、各自治体は緊急に特別な保育を行いました。 今回は初めてということもあり、各自治体は付け焼刃の対応となりましたが今後は、再度、緊急事態となったときに備えて、保育施設間での調整が必要になるかと思います。

また中の話にはなりますが、正直、行政も緊急事態宣言に伴う保育施設の休園等で相当、痛い目にあいました。行政の仕事も必要な仕事ではありますが、行政として保育施設の原則休園を推し進めたこともあり、子育て世帯は9割以上は、自宅待機あるいはテレワークとなりました。管理職は、数少ない人員の中で、変わらない(もしくは増えた)業務量をこなす仕事の配分を余儀なくされ、大変な思いをしたと思います。そのため、面接の際、一番響くと思われる上記に触れることをお勧めします。

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