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公務員から公務員に転職は厳しいのか?実体験も交えて解説します!

地方公務員共通
公務員たち 就職活動

こんにちは。公ペンです。ご存知の方も多いと思いますが、公ペンは公務員から公務員への転職を経験しています。具体的には政令指定都市で3年間勤務した後、特別区に転職しています。ちなみに働きながら独学で公務員試験の勉強をし直し、転職に成功していますので、その際の心持等も含めて実体験を述べていこうかと思います。ちなみに知り合いでも公務員から公務員への転職は少なくありません。

その際の公務員から公務員へ転職をしたいと考えた理由等も含めて解説していきます。

公務員から公務員へ転職

なぜ公務員から公務員へ転職?

なぜ公務員から公務員へ転職したのか、知人の話も含めて、代表的な理由はこんな感じです。

  • 内定先が想像していた公務員(仕事内容の激務度等)と違った
  • 人間関係で悩んでいる。リセットしたい。
  • 異動範囲が広い。(私はこれが理由でした)
  • 他の自治体や機関の方が魅力的に思えてきた。
  • もっと都会で仕事や生活をしたい。(地域手当が高い)
  • もっと田舎で仕事や生活をしたい。(のんびりくらしたい)

公務員から公務員への転職の難易度は?

正直な話、私見ですが筆記さえボーダーレベル超えることでができれば、公務員から公務員への転職は楽勝です。特に面接部分については社会人経験及び実務経験もあることから裏付けのある深い回答が可能です。実際に私は特別区に転職していますが、その際に筆記試験はボーダー以下だったにもかかわらず、面接終了後の最終合格順位は上位10%に入っていました。私以外にも、筆記試験がボーダー近辺にもかかわらず、最終合格順位で逆転をかましています。また論文についても、多くのテーマが仕事をする中で耳に入ってくるような内容で現役時代より、書きやすくなった印象です。(人に拠るのかもしれませんが。。。)

そのため、公務員から公務員転職への肝は筆記試験のボーダー突破なのかなと個人的に思います。新卒受験生と比べると難易度は低いと思われます。

公務員から公務員への転職は不利になるのか?

単刀直入に公務員から公務員への転職は私見ですが、かなり有利になるかと思います!また公務員から公務員に転職をした際に感じた不安についても順に解説していきます。

  1. 公務員試験の成功経験がある
  2. 公務員経験者は即戦力
  3. 公務員から公務員に転職をした時の不安は?

具体的に述べていくと、

公務員試験の成功経験がある。(1度、公務員試験に受かっている。特に筆記)

私自身、新卒で公務員を目指していたころを思い出すと、一番難しかったのはモチベーションの維持だったかと思います。というのも公務員試験は多いと30科目あり、五里霧中で終わりの見えない戦いです。しかし一度、公務員試験を合格している公務員経験者は合格までのある程度の見通しがつきます。なので、筆記試験において、各科目の完成度等もある程度、想像がつきます。そのため、勉強のモチベーションも維持しやすいかと思います。

公務員経験者(社会人経験者でもある)は即戦力

私自身、実際にチューター(トレーナー)経験もあるのでわかりますが、新卒の新採用職員をある程度のレベルまでに育成するには、お金(研修費用、チューターや同僚の人件費)も時間もかかります。特に社会人経験のない新採用職員であれば、

  • 電話対応
  • 窓口対応
  • メール対応
  • 文書事務
  • 契約事務
  • 支出事務
  • 保存文書管理(保存年限の把握や廃棄)

等々、数え始めればきりがありません。また教える際には周囲の職員の時間や労力かかります。そう考えると新卒新採用職員はコスパが悪いです。実際に、私が新卒新採用で入った時(一番大きな政令指定都市)に驚いたことですが、体感で半数の同期は社会人経験者でした。実際に、人事課職員に聞いた話ですが、退職する職員で公務員へ転職する 職員は少なくなく、その度「せっかく育てた職員を取られた、、、」と嘆いているとのことでした。逆もしかり、転職後の自治体では課長面談・係長面談にて経験者が来てくれて心強いと言われたり、同僚から仕事の相談を初月から受けたりなど、仕事面でかなりの好印象を受けてもらっていたのではと思います。育成のコストパフォーマンスを考えると組織としては即戦力である経験者採用(公務員)経験者採用(民間企業)>>>新卒採用(既卒含む)の順に求められているのかなと思います。実際、近年、公務員試験の年齢要件は引き上げられている傾向があります。

また私含め公務員から公務員へ転職する際に、多くの人が直nする不安についてです。

公務員から公務員に転職をした時の不安

  1. 「公務員から公務員への転職の印象は悪くないのか?」
    • ➡結論から言うと面接時の志望動機や転職関連の質問への受け答え次第かと思います。実際に私含め、転職を経験した知人の多くが、採用時に悪印象を持たれるのではと不安を持っていましたが、無事に合格しています。ちなみに皆、口をそろって言っていたのは、志望動機で家族系を理由とするとそれ以上、突っ込まれません(おそらく突っ込めない。)。面接時に後ろめたさがあったりして、しどろもどろになってしまうと印象は悪いかと思います。それは他の受験生も同じですね。
  2. 「転職先が、公務員のため転職活動がばれてしまわないか?」
    • ➡結論、ばれません。なぜ当時、そう思っていたのか今では不思議に思います。公務員ほど守秘義務を意識している職種はありません。以前勤めていた人事課の職員の方と今でも、仲が良いのですが「ばれるわけないよ。相当、疑心暗鬼だったんだね」と笑われたことがあります笑。
  3. 「地方公務員から国家公務員への転職は不利ではないのか?」

公務員から公務員へ転職する方法

生活の軸(正規職員)として公務員から公務員に転職する方法は2つです。

大卒程度試験を受験しての転職。もう一つは職務経験が要件にある経験者採用試験を受験しての転職。

参考までに、非正規職員である育休代替職員と会計年度職員も載せておきますが、生活の軸としては難しいかもしれません。子どもとの時間を大切にしたい等という理由がある場合には良い選択肢かと思います。

正規職員への転職

  1. 大卒程度試験
    • 一般枠の大卒程度試験です。新卒者がボリュームゾーンになりますが、年齢要件を満たしていれば、既卒者、社会人も受けることが可能です。最近だと年齢要件を引き上げる自治体も多くなっています。各自治体、社会経験があり即戦力となりうる社会人が求められているのかなと思います。年齢上限は志望先によりますが、多くは27歳から35歳の間の印象です。59歳まで受けられる自治体も存在するようです。
    • 教養試験・専門試験・論文試験・面接試験
  2. 経験者採用(社会人採用)試験
    • 民間企業や元公務員で職務経験のある即戦力者を対象とした私見です。大卒程度の受験者と比べ、募集人数が限られている傾向があります。区分(社会人経験年数)によってはいきなり主任や係長級として採用される場合もあります。社会人経験者ということで、職務経験に重きがおかれているため、大卒程度試験よりも筆記試験(専門試験がない)のウエイトが軽いです。そのため、受験もしやすく倍率は高くなりがちです。
    • 教養試験・論文試験・面接試験

非正規職員への転職

  1. 育休代替任期付職員
    • 地方公務員の育児休業等に関する法律および条例に基づき職員が育児休業を取得した場合に、当該職員の育児休業期間(3年未満)に任期を限り、勤務する職員です。何月から育休に入るか等、出産時期等に伴い職員によって異なるため、柔軟に対応するため各自治体によっては、待機リストのようなものが存在します。
    • ES・面接(ネガティブチェックの色が強め)
  2. 会計年度任用職員
    • 地方公務員法の改正に伴い、令和2年度から新たに設けられた従来の非常勤職員※・臨時職員※・パート職員※に変わる職員です。地方公務員法が適用される一般職の地方公務員です。一定要件(任用期間・勤務時間等)を満たせば期末手当の支給対象ともなります。任期は、最長1年以内(会計年度)です。任期を延長する場合、再度、任期が1年以内で更新されます。
    • ES・面接(ネガティブチェックの色が強め)

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