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自己分析の目的・やり方を徹底解説|おすすめツールなども紹介

地方公務員共通
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こんにちは。公ペンです。大学生で就職活動について把握し始めた時、次のような悩みを抱える就活生も多いのではないでしょうか?

就活生
就活生

「なぜ自己分析を行う必要があるの?」

「いつから自己分析を始めるべき?」

「自己分析のやり方が分からない!」

就職活動のファーストステップとも言える自己分析。「なんとなく大切なのは分かるけれど、いきなり自分のことを分析しろと言われても……」というのが本音でしょう。

そこで今回は、「自己分析の基礎知識」について分かりやすく解説していきます。また、自己分析のやり方や始める時期、おすすめツールなども紹介しています。

就職活動の準備をしている大学生の方、これから自己分析を始めようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

自己分析とは

まずは、「自己分析とは何か」簡単に解説していきます。

自己分析とは、自分の性格や特徴を知るために、これまでの経験や考え方を振り返り、整理することです。

自分の性格や特徴について、漠然としたイメージを持っている人は多いでしょう。「私は真面目な性格だ」「私は人とコミュニケーションを取ることが苦手だ」といった具合です。しかし、それらはあくまでも主観的なイメージに過ぎません。第三者から見たら大雑把な性格かもしれませんし、本当はコミュニケーション能力が高いのかもしれません。

就職活動の第一段階では、客観的な視点で自分自身を分析し、「自分はどのような人間なのか」を明らかにすることが大切です。そうすることで、就職活動の軸が明確になり、「自分にとって最適な業界・企業・仕事」に出会えるようになります。また、自己分析をしっかり行っておけば、書類選考や面接選考にも大きく役立ちます。

自己分析の目的・メリット

「自己分析を行う主な目的・メリット」は、以下の2点です。

  1. 就職活動の軸が明確になる
  2. 自己PRや志望動機の説得力が増す

順に見ていきましょう。

就職活動の軸が明確になる

自己分析を行うことで、自分の性格や特徴を客観的に把握することができます。自分ならではの強みや弱み、好き嫌い、大切にしている価値観などが分かるため、「就職活動の軸」も明確になっていくでしょう。

「就職活動の軸」とは、簡単に言うと、「企業選びや仕事選びに関する自分なりの基準」のこと。例えば、以下のようなイメージです。

  1. 例)周囲の人を巻き込みながら世界で活躍したい。
  2. 例)人々の生活に寄り添い、地域に貢献できる仕事であること。
  3. 例)“食”に関係する仕事に携わり、人々の健康を支えたい。
  4. 例)自分の長所を活かせる会社かどうか。
  5. 例)土日休みで転勤なし。ワークライフバランスを大事にしたい。

日本には多種多様な会社が存在し、皆さんは、膨大な選択肢の中から1社を選ぶことになります。当然、「自分にとって最適な1社」を見つけるのは難しいです。しかし、就職活動の軸が明確になっていれば、「最適な1社」に出会える可能性はグンと上がります。

なんとなく企業を選んでなんとなく応募するのは絶対に止めましょう。自己分析を徹底し、就職活動の軸を定めたうえで、企業選びや仕事選びを進めてみてください。

自己PRや志望動機の説得力が増す

自己分析を行うことは、ES対策・面接対策にもつながります。

書類選考や面接選考では、必ずと言っていいほど自己PRや志望動機を問われます。正直、「どうやって回答すればよいのか分からない」という人も多いのではないでしょうか。自己分析をしっかりと行っていれば、「あなたの強みは何ですか?」といきなり質問された場合でも、困ることはありません。スムーズに、説得力を持って回答できるでしょう。

例えば、「私の長所は○○です」と答えるだけでは、採用担当者には響きません。裏付ける具体的なエピソードがないからです。

一方で、自己分析で自分の歴史を振り返り、経験や価値観などを整理していた場合はどうでしょうか。「過去にこのような出来事があり、このように感じ、このような行動をしました。その結果、このような成果を得られました。」という具体的エピソードを語ることができます。すると、「私の長所は○○です」という言葉に説得力が生まれ、採用担当者にも伝わりやすくなります。

自己分析を始める時期

「自己分析はいつから始めればいいの?」という疑問を持っている人も多いでしょう。

結論から言うと、「大学3年生の4月~6月」には始めることをおすすめします。

自己分析は、就職活動のファーストステップだと言えます。なるべく早いうちに始めるに越したことはありません。できれば、サマーインターンが始まる前の段階で、一度自己分析を行ってみると良いでしょう。

もちろん、自己分析は一回やって終わりではありません。何度も何度も分析を重ねることが大切です。そして、遅くとも、就職活動が本格化する3月までには、自己分析を完成させておくようにしましょう。

自己分析のやり方

最後に、「自己分析のやり方」について解説していきます。

実は、様々な分析手法が存在するのですが、ここでは、以下の4つを紹介します。

  • 自分史を作成する
  • モチベーショングラフを作成する
  • ジョハリの窓を作成する
  • ツールやサービスを利用する

ぜひ参考にしてみてください。

自分史を作成する

自分史とは、文字通り、「自分自身の歴史」のこと。これまでの出来事を振り返りながら、「どのように感じたのか」「どのような行動を取ったのか」「どのようなスキルを身につけたのか」などを整理していきます。

過去を振り返り、実際に書き出してみることで、自分の強みや弱み、価値観などを再認識できるでしょう。

自分史のテンプレート
小学生中学生高校生大学生
出来事 (勉強・部活・行事
・アルバイトなど)
                            
行動
その行動を起こした理由
感じたこと
身につけたこと

モチベーショングラフを作成する

モチベーショングラフとは、これまでの人生におけるモチベーションの揺れ動きを可視化したもの。一般的には、横軸を「時間・時系列」、縦軸を「モチベーションの度合い」として作成します。

例えば、以下の画像のようなイメージです。

 ※キミスカ就活研究室より引用

モチベーショングラフを作成することで、「どのような時に幸せを感じるのか」、反対に「どのような時に辛さを感じるのか」を客観的に認識できるようになります。自分の性格や大切にしている価値観なども明確になるでしょう。

ジョハリの窓を作成する

ジョハリの窓とは、「自分から見えている自分」と「他人から見えている自分」にズレがないかチェックするための自己分析手法です。

自分は知っている自分は気づいていない
他人は
知っている    
開放の窓
(自分も他人も知っている特徴)
盲点の窓
(他人は知っているが、自分は気づいていない特徴)
他人は
気づいていない
秘密の窓
(自分は知っているが、他人は気づいていない特徴)
未知の窓
(誰も気づいていない特徴)

ジョハリの窓の作成手順は、以下の通りです。

  1. 性格項目を20個~30個用意する(行動力がある、親切、根性がある、責任感が強い、頑固、慎重、向上心がある等)
  2. 家族や友人に、自分に当てはまる性格項目を選んでもらう
  3. 自分で、自分に当てはまる性格項目を選ぶ
  4. 「開放の窓」「秘密の窓」「盲点の窓」「未知の窓」に分類する

「開放の窓」は、自己評価と他者評価が一致している項目だと言えます。ゆえに、自分の長所や強みとして、自信を持ってアピールできるでしょう。

「盲点の窓」は、他人だけが気づいている自分の特徴なので、「新しい自分」を発見するきっかけになるでしょう。

ツールやサービスを利用する

自己分析ツールや自己分析サービスを利用するのもおすすめです。

ここでは、代表的なツール・サービスを4つ紹介します。

  • リクナビ診断
  • キャリタスQUEST
  • AnalyzeU+
  • 適性診断MATCHplus

全て無料なので、ぜひ活用してみてください。

リクナビ診断

リクナビ診断は、新卒向け就職情報サイト「リクナビ」が提供している自己分析ツールです。

所要時間は約5分。行動や考え方に関する約100個の質問に答えるだけで、「個人としての特徴」や「向いている仕事のタイプ」を診断してくれます。ぜひ、業界選びや企業選びの参考にしてみてください。

公式ページ:リクナビ診断【運営企業:株式会社リクルート】

キャリタスQUEST

キャリタスQUESTは、就職支援サービスである「キャリタス就活」が提供しています。約20個の質問に答えるだけで、「自分に合った仕事や働き方」を診断してくれます。

最大の特徴は、RPGゲームを遊ぶような感覚で自己分析を進められること。会員登録やアカウント開設なども不要なので、気軽に試してみてください。

公式ページ:キャリタスQUEST【運営企業:株式会社ディスコ】

AnalyzeU+

AnalyzeU+は、オファー型就活サイト「OfferBox」が提供している自己分析ツールです。251個の質問に答えると、「社会人基礎力」と「次世代リーダー力」を診断してくれます。自己PRを考える際に、大いに役立つでしょう。

公式ページ:AnalyzeU【運営企業:株式会社i-plug】

適性診断MATCHplus

適性診断MATCHplusは、大手就職情報サイト「マイナビ」が提供している自己分析サービスです。162個の質問に答えると、「向いている業界」「向いている職種」「パーソナリティの特徴」「社会人基礎力」などが分かります。

30年以上にわたって蓄積された豊富なデータベースを元にしているので、信頼性の高い分析結果を得られるでしょう。

公式ページ:適性診断MATCHplus【運営企業:株式会社マイナビ】

まとめ

「自己分析の基礎知識」について分かりやすく解説しました。

自己分析を行うことで、自分の強みや弱み・好き嫌い・大切にしている価値観などが分かり、「就職活動の軸」が明確になります。また、「自己PRや志望動機の説得力が増す」という大きなメリットもあります。 ぜひ当記事を参考にしながら、少しずつ自己分析を始めてみてください。皆さんの就職活動が成功することを心から願っております。

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