こんにちは。公ペンです。
特別区の面接に用いる面接カードですが、面接を有利に進めるうえでとても重要です。面接カードを制する者は面接を制すると言っても過言ではありません。
なお公ペンが受験時に使用した面接カードも、最後に載せておきますので、記載例としてご活用いただければ幸いです。
※なお公ペン、下記記載例の面接カードを用いた面接にて筆記ボーダー点から最終合格順位を上位1割まで下克上していますので、かなり参考になるかと思います。
令和4年度から面接カードの提出は特別区の出願時(3月)になりました。本気な受験生ととりあえず受けようかなといった受験生でだいぶ差が付きます。
第一志望が、特別区の受験生はここで差をつけましょう!
関連記事:特別区の志望動機についてはコチラ、3分プレゼンについてはコチラをどうぞ!
特別区 面接カード内容の解説
特別区面接カード 設問1~挑戦したい仕事~
【あなたが特別区でどのような仕事に挑戦したいか、あなたの強みと志望動機も含めて具体的に入力してください。(250文字以内)】※面接の冒頭に3分程度でプレゼンテーションしていただきます。
→「強み(自己PR)」「志望動機」「挑戦したい仕事」
設問1~挑戦したい仕事~のヒント
- 可能であれば、理想の職員像に絡む強みを使って自己PRしよう
- 自ら考え行動する人材(自律)
- 聴くあなた:傾聴力・当事者意識
- 学あなた:向上心・情報収集力
- 考えるあなた:柔軟性・脱前例踏襲・当事者意識
- 行動するあなた:主体性・積極性・調整力
- 自ら考え行動する人材(自律)
- 挑戦したい仕事と強みに関連性を
- 3分プレゼンを想定した内容に
自己PRをするにあたり、一番有効なのは、職員像に自身(自身の強み)がマッチしていることを伝えることです。なお挑戦したい仕事についても、その強みが活かせることを伝えればより説得力が増します。また志望理由の一因として、自身に共通する職員像に共感したという理由付けもできいいこと尽くしです。
また設問では3分プレゼンについて触れています。3分プレゼンの基となるような記載なようがベターです。3分プレゼンが記載内容とあまりにもずれていると面接官も「???」となってしまいます。
特別区面接カード 設問2~ガクチカ~
【あなたが一つのことをやり遂げた経験を挙げ、その中で最も困難だと感じたことと、それをどのように乗り越えたかを入力して下さい。(250文字以内)】
→「学生時代(今までで)頑張ったこと」
設問2~ガクチカ~のヒント
面接官に「この受験生は○○(困難)に直面した際、~といった工夫を行って、困難を乗り越えたのか。この経験は仕事にも活きそうだな。」と思わせられたら勝ちかなと思います。
具体的には「困難に直面」→「原因分析→適切な解決策(適切な努力)」→「困難を克服」を意識して伝えられるとよいかもしれません。
ガクチカ例はたくさんありますが、個人的にはアルバイト経験やチームでの経験が入庁後の話に繋げやすく良いのではと思います。なおチーム経験の話は、設問3でも触れる機会があるので、アルバイト経験がおススメです。なおこのガクチカでも、理想の職員像と関連のある自身の強みを絡められるとよいです。
また面接カードに記載する必要はありませんが、自身の工夫が派生して集団的にも良い影響になったことを面接官に伝えられるとよりよいかもしれません。(実際、公ペンの設問2、3の記載例は面接時に、詳細を聞かれた際、集団レベルまで話を広げてアピールしました)
なおあくまで私見です。その他のガクチカが良くないというわけではありません。
(参考)ガクチカヒント殴り書き
- アルバイト:接客・クレーム対応、○○販売、生徒指導、バイトリーダーの段取
- 学業・研究活動:フィールドワーク、取材
- ゼミ:ゼミ長として~、学生の主体性アップ、ゼミ対抗戦、
- サークル:運営(稼働率・出席率)、設立、幹事、上下関係の風通し、勧誘・集客
- 留学経験:他国での人間関係構築、
- 部活動:チーム力の底上げ、スランプ克服、部長として~、後輩ケア(退部させない)
特別区面接カード 設問3~チームでの役割~
【目標達成に向けてチーム行った経験において、チームへの貢献につながったあなた独自のアイディアを、ご自身の役割とともに入力して下さい。(250文字以内)】
→「目標を見据えたチーム活動」「あなたの役割」「チームへの貢献」「独自のアイディア≒工夫」
設問3~チームでの役割~のヒント
面接官に「この受験生はチーム活動時には、役割を担って、~な影響をチームに与えたことがあるのか。仕事でも機能してくれそうだな。」と思わせられたら勝ちかなと思います。
具体的には「チーム目標」→「チーム課題」→「自身が○○(役割)としてチームに~」→「チーム目標に近付く」という流れで書けるとよいですね。
また再三になりますが、理想の職員像と関連のある自身の強みを絡められるとよいです。
- リーダー:主体性・決断力をアピールしやすい
- 副リーダー(サポーター):傾聴力・当事者意識・コミュニケーション能力・調整力をアピールしやすい。
- モチベーター・ムードメーカー・バランサー
特別区 面接カードの記載例
下記は公ペンが実際に使用した面接カードとなります。
特別区面接カード 設問1~挑戦したい仕事~ の記載例
様々な活動主体に働きかけ、「住民主体のまちづくり」の推進に挑戦したいです。少子高齢化が進む中、特別区の発展には「協働」が不可欠です。そのために、区職員として、主体的に地域へ出向き、地域と共に課題と向き合います。また特別区が「自ら考え行動する人材」を理想の職員像として掲げる点にも共感します。私自身、主体的な性格で、物事に取り組む際には、過去の経験や他者の意見を参考に、改善事項等の検討を常に意識しています。そういった姿勢を持つ仲間と共に、特別区の発展に貢献したく思います。
設問1作成時に意識した点
正直、面接ありきのかなり抽象的な内容になっています。面接が得意であれば、誰でも使えます(笑)
「住民主体のまちづくり」では地域主体の街づくりのためには、職員が率先して住民活動に関わり住民を鼓舞しなければならないと熱弁した記憶です。理想の職員像では「行動するあなた」と「考えるあなた」を自分のエピソードに合わせて話した記憶です。
特別区の理想の職員像である「聴くあなた」「まなぶあなた」「行動するあなた」「考えるあなた」の全てにこじつければ使えるエピソードがありましたが、その中でも面接官受けの良さそうなエピソードに合わせて、「行動するあなた」と「考えるあなた」を自己PRに使っております。
3分プレゼンについてはコチラの記事をご参照ください。志望動機についてはコチラの記事をご参照ください。
特別区面接カード 設問2~ガクチカ~ の記載例
家電量販店で働いていた際、①当初はまったく新規の契約が取れず苦渋をなめましたが、②曜日、時間、性別、客層別の違いによるニーズの研究を行い、仕事を始め、3ヵ月後には販売員の中で、最上級の階級まで昇級することができました。またその後は、担当エリアでのキャンペーンの際には、フロアマネージャーに抜擢され、フロアスタッフと連携(適切な情報共有及び役割分担)した結果、③当該エリアで販売台数1位の実績を残すことができました。
設問2作成時に意識した点
①挫折➡②工夫➡③結果で構成されています。結果については余裕があったので個人の結果だけでなく派生した集団の結果も盛り込んであります。
特別区面接カード 設問3~チームでの役割~ の記載例
高校時代、野球部の副部長及び投手キャプテンとして、チーム力の向上に貢献しました。前者の 立場では、部長が一喝し、そのフォローを自分がし、チーム内の士気の向上に務めました。後者では、投手全体の総合力を上げるために、バディーシステムで「からだ作り」を提案しました。その結果、バディーを越えて投手班で互いに切磋琢磨しあう関係が生まれ、投手班の中から2名が、学年別の○○地区選抜に 選ばれるまでに成長しました。
設問3を作成時に意識した点
リーダータイプとサポートタイプ共にアピールするために2種類の役割が入っています。カードに記載はありませんが、面接質問に合わせた、後輩指導についてのエピソードトークはウケが良かったです。
区面接 面接カード
下記区面接対策記事に、載せております。面接カードデータ掲載記事
- 千代田区 面接カードデータ掲載記事
- 中央区 面接カードデータ掲載記事
- 港区 面接カードデータ掲載記事
- 新宿区 面接カードデータ掲載記事
- 文京区 面接カードデータ掲載記事
- 台東区 面接カードデータ掲載記事
- 墨田区 面接カードデータ掲載記事
- 江東区 面接カードデータ掲載記事
- 品川区 面接カードデータ掲載記事
- 目黒区 面接カードデータ掲載記事
- 大田区 面接カードデータ掲載記事
- 世田谷区 面接カードデータ掲載記事
- 渋谷区 面接カードデータ掲載記事
- 中野区 面接カードデータ掲載記事
- 杉並区 面接カードデータ掲載記事
- 豊島区 面接カードデータ掲載記事
- 北区 面接カードデータ掲載記事
- 荒川区 面接カードデータ掲載記事(項目のみ、データなし)
- 板橋区 面接カードデータ掲載記事
- 練馬区 面接カードデータ掲載記事
- 足立区 面接カードデータ掲載記事
- 葛飾区 面接カードデータ掲載記事
江戸川区 面接(面談)カード
特別区 面接カードの変遷について
下記は特別区の面接カードの変遷です。最近では平成31年度から令和2年度になった際、設問2に大きな変更がありました。変更があったということは何かしらの意図があります。
なおカード内容に変更はありませんが、面接カードの提出時期が令和4年度から出願時になりました。
面接カードの出来。本気な受験生ととりあえず受けようかなといった受験生でだいぶ差が付きます。第一志望が、特別区の受験生はここで差をつけましょう!
面接カードの変更内容
設問①H31「特徴」→R2「強み」
そんなに大差はないですね。
設問②:H31「最も難しい目標」、「最も困難だと感じた状況」→R2「一つのことをやり遂げた経験」「その中で最も困難だと感じたこと」
変更前の最も難しい目標から、やり遂げた何かしらの経験に変わっています。エピソードが練りやすくなったかと思います。個人的に練りやすくした趣旨は、面接官が受験生の最も話しやすい、勝負エピソード(成功経験や克服経験)を聞きたいためなのではと考えます。そのため公ペンは②のエピソード設定はかなり重要なのかなと思っています。
特別区の面接カード内容
特別区出願時の面接カード入力画面(令和4年度)
令和2年度 特別区 面接カード(現在も同じ)
- 設問1~挑戦したい仕事~
- ①あなたが特別区でどのような仕事に挑戦したいか、あなたの強みと志望動機も含めて具体的に書いてください。(250文字)
- 設問2~ガクチカ~
- ②あなたが一つのことをやり遂げた経験を挙げ、その中で最も困難だと感じたことと、それをどのように乗り越えたかを教えてください。(250文字)
- 設問3~チームでの役割~
- 目標達成に向けてチームで行った経験において、チームへの貢献につながったあなた独自のアイディアを、ご自身の役割とともに教えてください。(250文字)
平成30・31年度 特別区 面接カード
- 設問1~挑戦したい仕事~
- ①あなたが今後どのような仕事に挑戦したいか、ご自身の特徴や特別区への志望動機も含めて具体的に書いてください。
- 設問2~ガクチカ~
- ②あなたが今までに最も難しい目標にチャレンジし、困難な状況を乗り越えた経験を教えてください。
- 設問3~チームでの役割~
- ③チームで一つの物事に取り組んだ経験について教えてください。そこでのあなたの役割と、独自の考えやアイディアでチームに貢献したことを具体的に書いてください。
平成29年度 特別区 面接カード
- 設問1~挑戦したい仕事~
- あなたの強みは何ですか。また、それをいかしてどのような仕事に挑戦したいか、特別区の志望動機も含めて具体的に書いてください。
- 設問2~ガクチカ~
- あなたが今までに最も困難だと感じた状況を挙げ、それをどのように乗り越えたかを教えてください。
- 設問3~チームでの役割~
- チームやグループで目標を達成した経験について教えてください。そこでのあなたの役割と、独自のアイディア等によってどのようにチームやグループに貢献したか具体的に書いてください。
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